きたのふしぎなはなし
書き出し
おせんといって、村に、唄の上手なけなげな女がありました。たいして美しいというのではなかったけれど、黒い目と、長いたくさんな髪を持った、快活な女でありました。機屋へいって働いても、唄がうまいので、仲間からかわいがられていました。これらの娘たちは、年ごろになると、たいていは近傍の村へ、もしくは、同じ村の中で嫁入りをしましたのに、どうした回り合わせであるか、おせんは、遠いところへゆくようになったのです。…
mihlhfsrさんの感想
人の暖かさがじんわりと伝わってきます。