青空文庫

「朝」の感想

あさ

初出:「金と銀 第二号」金と銀社、1920(大正9)年5月5日

書き出し

「あなたは何故酒を飲むだり煙草を喫つたりするのですか。神様は決してあなたにそんな事を教へなさらなかつた筈です。いゝえ私にだけは神様がそれを許して下すつたのです。許すも許さないもないじやありませんか。そんな事位で神様を引合に出すあなたの方が余程神様に叛いた人ですよ。ハツ……」「俺は今何にも考へてゐない。おゝ、神よ。」「俺は決して唯物論者ではないけれども、——さうさな、矢張り唯物論者と云はれても仕方が

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