青空文庫

「町の真理」の感想

町の真理

まちのしんり

初出:「帝国教育 589号」1931(昭和6)年9月

小川未明13

書き出し

せみB坊が、だれかにいじめられて、路の上で泣いていました。「どうしたの?」と、わけをきくと、こうなのであります。A坊と、B坊は、いっしょに遊んでいたのです。すると、みんみんぜみが飛んできて、頭の上の枝に止まりました。二人は、家に走っていって、もち棒を持ってこようとしました。すると、日ごろから、強い、わんぱく子のA坊が、「これは、僕のせみだから逃がしちゃいけないよ。番をしていておくれ。」と、命ずるよ

2021/05/30

いちにいさんの感想

貧乏人と金持が冥土に一緒に旅立つ話は面白かった。世間の大多数が貧乏人の肩を持つが、いったいぜんたい、金持ちの何処が悪いのか?金持ちにも貧乏人にもそれぞれ原因や理由があるはずだ。運命は変えられないし、金持ちを恨んでも金持ちの責任ではない。累進課税という制度も平等のようで平等ではない。大金持ち(旧財閥系)と中流と貧乏人を比較すれば一番負担に感じるのは中流(小金持ち)ではないか?小金持ちは貧乏生活を敵視したプチブルなので余計に心に余裕がない。厄介な連中である。

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