はまねこ
初出:「国民新聞」1931(昭和6)年11月2日
書き出し
そこは北のさびしい海岸でありました。秋も末になると、海が荒れて、風は、昼となく夜となく吹いて、岩に打ちあたってくだける波がほえていました。この時分になると、白いかもめがどこからともなく、たくさんこの海岸に集まってきました。そして、波の上をかすめたり、岩に下りたりして、魚を捕ったのであります。村の子供たちは、砂山の上で遊んでいました。「はまねこが、今日は、たくさんいるなあ。」と、一人が、おどろいたよ…
5a9552afe182さんの感想
鶴の恩返しと同じ。こっちの方が早いのかもしれないけれど。