青空文庫

「峠に関する二、三の考察」の感想

峠に関する二、三の考察

とうげにかんするに、さんのこうさつ

初出:「太陽」1910(明治43)年3月

柳田国男14

書き出し

一山の彼方ビョルンソンのアルネの歌は哀調であるけれども、我々日本人にはよくその情合がわからない。日本も諾威に劣らぬ山国で、一々の盆地に一々の村、国も郡も村も多くは山脈を以て境しているが、その山たるや大抵春は躑躅山桜の咲く山で、決してアルネの故郷の如く越え難き雪の高嶺ではない。山の彼方の平野と海とは、登れば常に見える。他郷ながら相応の親しみがある。中世の生活を最も鮮かに写している狂言記、あれを読んで

2023/01/08

1ec0a4610265さんの感想

峠の裏表、ふだんの自身の登山を思い出しながら読み、たいへん趣深かった。 汽車の発展による、途中の山村のショートカット。効率や時短は、必ずいつも何かしらとのトレードオフであると痛感。 国土の殆どが山間部というこの国で、 山の来し方に目を向けるのは、大事な視点なんだなと思わされた。

2021/07/13

bbe949e86c99さんの感想

柳田の視点が、少しでも窺えたような内容だった。 山岳国である日本において、人々が山を越えて交易を行うために、峠という険しい道を如何にして造っていったのだろうかという考察が述べられており、非常に興味深かった。

2017/04/26

b9ef941530ccさんの感想

柳田国男の峠に関する二、三の考察は、柳田国男の峠に対する興味を綴ったもの。人から小もないと言われて構わない、自己満足の主張だ。

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