しほんたいへいき
04 帝獄帖
04 ていごくじょう
書き出し
山門の二皇子ここで日と月は、少し以前へもどるが。足利家の大蔵邸に預けられていた囚人僧のひとり忠円が、鎌倉表から越後へ流されて行った前後に、その忠円の密使らしい者が、叡山の坂本にある山門の別当へ、「なにとぞ、これを大塔ノ法親王さまへ、お直々に」と、一書を投じて去った事実がある。それが誰だかわからない。流罪の僧に、そんな書状を差し立てる自由がゆるされるはずもないし、幕府側の足利家が、そのような違反を見…
takenyanさんの感想
元弘の乱。帝の戦が始まる。...があえなく敗れ、逃げ落ちる。そしてあらがえない運命に翻弄される楠木正成。このタイミングでも戦ってたんだなあ。