さんごくし
12 篇外余録
12 へんがいよろく
書き出し
諸葛菜一三国鼎立の大勢は、ときの治乱が起した大陸分権の自然な風雲作用でもあったが、その創意はもともと諸葛孔明という一人物の胸底から生れ出たものであることは何としても否みがたい。まだ二十七歳でしかなかった青年孔明が、農耕の余閑、草廬に抱いていた理想の実現であったのである。時に、三顧して迎えた劉玄徳の奨意にこたえ、いよいよ廬を出て起たんと誓うに際して、「これを以てあなたの大方針となすべきでしょう。これ…
3827ddee843eさんの感想
「三国は晋一国となった」 この、最後のたった一行の文に、どれだけの人間のドラマがあったことか。