青空文庫

「知らない人」の感想

知らない人

しらないひと

初出:「書物展望 第十巻第三号」1940(昭和15)年3月1日

太宰10

書き出し

ことしの正月は、さんざんでありました。五日すぎから、腰の右方に腫物ができて、粗末にしてゐたら次第にそれが成長し、十五日までは酒を呑んだりして不安の氣持をごまかしてゐましたが、たうとう十六日からは、寢たつきりになつてしまひました。惡寒疼痛、二、三日は、夜もろくに眠れませんでした。手術は、いやなので無二膏といふ膏藥を患部に貼り、それだけでも心細いので、いま流行してゐるらしい、れいの「二筒のズルフオンア

2017/01/01

f73e1ddb9627さんの感想

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