くるまやのこども
書き出し
明治も初めの方で、背後に武者絵などのついた人力車が東京市中を往来している比のことであった。その車を曳いている車夫の一人で、女房に死なれて、手足纏いになる男の子を隣家へ頼んで置いて、稼ぎに出かけて往く者があった。小供は三歳位であった。隣家の者はおもがとおり一片の世話であったから、夜になると、父親の車夫が帰らなくとも、「もう、爺親も帰って来るから、我家へ往って待っていな」などと云って、小供を伴れて往っ…
652a80165a76さんの感想
この女房は実は夫に殺されて土間に埋められたのでしょうか? でも死んだと周りの人も知っているから違うのかな。