青空文庫

「穀神としての牛に関する民俗」の感想

穀神としての牛に関する民俗

こくしんとしてのうしにかんするみんぞく

初出:「神社協会雑誌 第三六巻一号」1937(昭和12)年

中山太郎16

書き出し

牛を穀神とするは世界共通の信仰牛を穀神として崇拝したのは、殆んど世界共通の信仰であるが、殊に印度、支那、我国において、その濃厚なるを認める。そして、我国の牛の初見は、日本書紀の一書に、天照大神が月夜見尊に勅して、葦原中国に保食神を訪ねさせし際に、保食神の無礼に接して、月夜見尊忿然(中略)。廼ち剣を抜いて保食神を撃殺したまひき(中略)。是の後に天照大神復た天熊大人を遣して往いて看せたまふ。是の時に保

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