青空文庫

「名もなき草」の感想

名もなき草

なもなきくさ

書き出し

名も知らない草に咲く、一茎の花は、無条件に美しいものである。日の光りに照らされて、鮮紅に、心臓のごとく戦くのを見ても、また微風に吹かれて、羞らうごとく揺らぐのを見ても、かぎりない、美しさがその中に見出されるであろう。思うに、見出そうとすれば、美は、この地上のどんなところにも存在する。たゞ見る人が謙虚にして、それに対して考うるだけの至誠があれば足りるものだ。凡そ、そこには、子供と成人の区別すらないに

2017/12/22

ec538f32331eさんの感想

題名に引かれて読んだ。未明さんの作品だが、童話ではなくエッセイである。未明さんの童話はここで述べられていることを根底にしているか。成人の日のスピーチに最適。締めくくりの文章が何とも良い。

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