やまにゆきひかる
書き出し
いろいろの店にまじって、一けんの筆屋がありました。おじいさんが、店先にすわって太い筆や、細い筆をつくっていました。でき上がった筆は、他へおろしうりにうるのもあれば、また自分の店において、お客へうるのもありました。昔とちがい、このごろは、鉛筆や万年筆をつかうことが多く、筆をつかうことはすくなかったのです。しかし、大きな字を書いたり、お習字をしたりするときは、筆をつかうのでした。武男は、よくおじいさん…
19双之川喜41さんの感想
熊楠によると 海岸に生えているのが (筆草)とか。 同名異種かもしれない。 筆屋は 今でも 浅草辺りに あるように思う。 原材料の 詮索から始まり 魂のこもった 書が書けて 良かったと思った。