とけいとまどのはなし
初出:「小学五年生 4巻6号」1951(昭和26)年9月
書き出し
私の生まれる前から、このおき時計は、家にあったので、それだけ、親しみぶかい感がするのであります。ある日のこと、父が、まだ学生の時分、ゆき来する町の古道具屋に、この時計が、かざってあったのを見つけて、いい時計と思い、ほしくてたまらず、とうとう買ったということです。「これは、外国製で、こちらのものでありません。ある公使の方が持って帰られましたが、その方が、おなくなりになって、こんど遺族は、いなかへお移…
4a359431673dさんの感想
時計より窓