青空文庫

「汽車は走る」の感想

汽車は走る

きしゃははしる

初出:「日本の子供」1941(昭和16)年4月

小川未明16

書き出し

春風が吹くころになると、窓のガラスの汚れがきわだって目につくようになりました。冬の間は、ほこりのかかるのに委していたのです。裁縫室の窓からは、運動場の大きな桜の木が見えました。「あの枝に花が咲くのは、いつのことか。」と、ちらちらと雪の降る日に、外をながめながら思ったのが、はや、くっきりと枝全体にうす紅色を帯びて、さんご樹を見るような気がするのです。そして、一つ一つの、つばみがふくらんで、ぷつぷつと

2025/01/02

8eb05d040692さんの感想

故郷を離れる寂しさ

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