青空文庫

「ロミオとヂュリエット」の感想

ロミオとヂュリエット

ロミオとジュリエット

01 新修「ロミオとヂュリエット」の序

01 しんしゅう「ロミオとジュリエット」のじょ

書き出し

本譯は、舊譯「ハムレット」とほゞ同時期に成つたものであるから、文語脈が多分に取入れられてある。今度の新刊に際し、誤植、誤譯、發音の誤り等を訂正すると共に、不調和を釀さぬ限り、耳遠い古風な語を現用のそれに近づけ、晦澁の譯語を除き、時としては、小註をも加へ、成るべく一讀の下に理解し得られるやうに、と望んだのであつた。ところが、實際となつては、種々の困難を感じた。それには、二つの理由がある。一つは、此作

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