青空文庫

「鱧の皮」の感想

鱧の皮

はものかわ

初出:「ホトトギス」1914(大正3)年1月

上司小剣37

書き出し

一郵便配達が巡査のやうな靴音をさして入つて來た。「福島磯……といふ人が居ますか。」彼は焦々した調子でかう言つて、束になつた葉書や手紙の中から、赤い印紙を二枚貼つた封の厚いのを取り出した。道頓堀の夜景は丁どこれから、といふ時刻で、筋向うの芝居は幕間になつたらしく、讚岐屋の店は一時に立て込んで、二階からの通し物や、芝居の本家や前茶屋からの出前で、銀場も板場もテンテコ舞をする程であつた。「福島磯……此處

2019/10/03

19双之川喜41さんの感想

 目が回るほど忙しい 鰻屋の店先に  訳ありの男から  手紙が来た。 中には  東京には 鱧の皮が ないので  送るように 書いてあったので 腹を立てたものの  結局は 鱧の皮を買ってきて 送る用意をしてしまう。 関西の くいもの屋の 活気が  伝わってくると感じた。

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