青空文庫

「海潮音」の感想

海潮音

かいちょうおん

上田84

書き出し

遙に此書を滿州なる森鴎外氏に獻ず大寺の香の煙はほそくとも、空にのぼりてあまぐもとなる、あまぐもとなる獅子舞歌海潮音序卷中收むる所の詩五十七章、詩家二十九人、伊太利亞に三人、英吉利に四人、獨逸に七人、プロ※ンスに一人、而して佛蘭西には十四人の多きに達し、曩の高踏派と今の象徴派とに屬する者其大部を占む。高踏派の莊麗體を譯すに當りて、多く所謂七五調を基としたる詩形を用ゐ、象徴派の幽婉體を飜するに多少の變

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