おんなのさかなうり
初出:「赤い鳥」1922(大正11)年4月
書き出し
ある空の赤い、晩方のことであります。海の方から、若い女が、かごの中にたくさんのたいを入れて、てんびん棒でかついで村の中へはいってきました。「たいは、いりませんか。たいを買ってください。」と、若い女はいって歩きました。この村に、一軒の金持ちが住んでいました。その家はすぎの木や、葉の色の黒ずんだ、かしの木などで取り囲まれていました。そして、その広い屋敷の周囲には、土手が築いてあって、その土手へは、だれ…
8eb05d040692さんの感想
何か妙な話。ちょっと不気味な感じもした。