青空文庫

「二つの運命」の感想

二つの運命

ふたつのうんめい

書き出し

風の出そうな空模様の日でありました。一ぴきのせみが、小さなこちょうに出あいました。「なんだか怖ろしいような空模様ですね。今夜はあれるかもしれません。早く家へ帰りましょう。」と、せみはいいました。正直なこちょうは、空を見上げて、「ほんとうに暗くなりました。あんなに雲ゆきが早うございます。早く家へ帰りましょう。」と答えました。そこで、ふたりは、風に吹かれながら空を飛んできましたが、小さなこちょうは、お

2017/10/28

ええ君さんの感想

小川未明の独特な世界観、読んでいて自分も昆虫の仲間になったような気分になります。日常から異界に行くような感覚を感じさせるのはさすが小川未明です。テーマもシンプルですが、謎めいたものに思えるのが不思議です。

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