青空文庫

「赤いろうそくと人魚」の感想

赤いろうそくと人魚

あかいろうそくとにんぎょ

初出:「東京朝日新聞」1921(大正10)年2月16日~20日

小川未明28

書き出し

一人魚は、南の方の海にばかり棲んでいるのではありません。北の海にも棲んでいたのであります。北方の海の色は、青うございました。あるとき、岩の上に、女の人魚があがって、あたりの景色をながめながら休んでいました。雲間からもれた月の光がさびしく、波の上を照らしていました。どちらを見ても限りない、ものすごい波が、うねうねと動いているのであります。なんという、さびしい景色だろうと、人魚は思いました。自分たちは

2025/10/11

5fec0054c36bさんの感想

改めて読むと、現代でも読みやすいのですがとても美しい文章だと感じます。 老夫婦は娘のおかげでそれなりに豊かに暮らせていたのに、それでも金に流されてしまう事と香具師の口車がどれだけ達者だったのかと考えてしまいました。 少なくとも「貧すれば鈍する」訳でもなかろうに…。

2021/04/03

46fcf8e7148fさんの感想

「神様の評判はこのように高くなりましたけれど、誰も、蝋燭に一心を籠めて絵を描いている娘のことを思う者はなかったのです。」とその次のパラグラフに胸が締め付けられた。 また娘は船から脱出できたとしても北の海で生きられたのだろうか? 母人魚として全く同じ状況なら自分は手元で子供を育てるが、紛争で命の危険があれば見知らぬ他人に託すかもしれない。 2021/04/02読了。

2020/05/24

mihlhfsrさんの感想

人の心の揺れ動きやすさを思わされました。

2019/11/18

七夕さらささんの感想

感謝を忘れた報いのおはなし。 はじめは心理描写のあった母人魚に 終盤心理描写がなくなり、淡々と災いをもたらさせることで 怒り、悲しみと怨みのほどを想像させる。 しかし神さまがとばっちりだなぁ。

2017/10/24

ロンさんの感想

勧善懲悪の分かりやすい物語。 当然だけど短い物語だからをおじいさんおばあさんの豹変ぶりがスゴイ。 急に前触れなく悪者になる。 結局人間界も悪い所だった。 しかし人魚の母親も無責任。 他人任せで娘を幸せにしてもらおうとした挙句、幸せにしてもらえなければすぐに爺さん婆さんを不幸にする。 身勝手な奴。

2017/02/17

b4aeb62e8d71さんの感想

子供のころ読んだ時は、ただ哀しい話と思っていました。改めて読むと、人間の心の浅ましさ、変わりやすさなどいつの世も同じだと思いました。不変の物などないのですね。 海の暗さと赤いロウソクの色が心に残る名作です。

2016/10/22

ayameさんの感想

ニンゲンって身勝手で、欲深い生き物なんですよ、人魚のお母さん。

2016/07/31

0f2372f7a46bさんの感想

美しい文章から人間の暗い部分を感じました。人は哀れな生き物ではないかと思わせるような作品ですね。

2016/07/30

3acd40deb647さんの感想

小川未明の童話で初めて読んだ作品。 小さい頃読んだこの衝撃は忘れられない。美しい筆致で書かれる人の心の闇に触れた。本当に素晴らしい作品だと思う。

2016/07/07

3abbd348611aさんの感想

悲しい物語でした。金銭の事になると、人間は、こうも変わってしまうのですね。哀れです。

2016/06/19

5b96316d1b7eさんの感想

本当に悲しいお話。童話ですが単なる道徳的なお話とかそういう物ではないです。 個人的には酒井駒子さんの絵本で読むのが一番好きです。

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