かねもちとにわとり
初出:「こども雑誌」1919(大正8)年10月
書き出し
あるところに金持ちがありまして、毎日退屈なものですから、鶏でも飼って、新鮮な卵を産まして食べようと思いました。鳥屋へいって、よく卵を産む鶏を欲しいのだが、あるか、と聞きました。鳥屋の主人は、「よく卵を産む鶏なら、そこのかごの中に入っていますのより、たくさん産む鶏はありません。」といいました。金持ちは、かごの中に入っている鶏を見ました。それは、背の低い、ごま色の二羽の雌鶏と、一羽のあまり品のよくない…
8eb05d040692さんの感想
所詮は鶏、それ以上を求めるても…