みつがしわ
書き出し
曠野「はゝあ、此の堂がある所爲で==陰陽界==などと石碑にほりつけたんだな。人を驚かしやがつて、惡い洒落だ。」と野中の古廟に入つて、一休みしながら、苦笑をして、寂しさうに獨言を云つたのは、昔、四川※都縣の御城代家老の手紙を持つて、遙々燕州の殿樣へ使をする、一刀さした威勢の可いお飛脚で。途次、彼の世に聞えた鬼門關を過ぎようとして、不案内の道に踏迷つて、漸と辿着《たど…
19双之川喜41さんの感想
数編の短編集であるけど もう少し長くないと 調子が出ないようなところは 否定できない。 美文調は ある程度の長さがないと 効き目が薄らぐ と思う人は 結構いるかもしれないと感じた。