青空文庫

「真夏の梅」の感想

真夏の梅

まなつのうめ

初出:「女性 第十巻第三号」プラトン社、1926(大正15)年9月1日

鏡花24

書き出し

梅や漬梅——梅や漬梅——は、……茄子の苗や、胡瓜の苗、……苗賣の聲とは別の意味で、これ、世帶の夏の初音である。さあ、そろ/\梅を買はなくては、と云ふ中にも、馴染の魚屋、八百屋とは違つて、此の振賣には、値段に一寸掛引があつて、婦たちが、大分外交を要する。……去年買つたのが、もう今に來るだらう、あの聲か、その聲か、と折から降りみ降らずみの五月雨に、きいた風流ではないが、一ぱし、聲のめきゝ

2025/07/19

艚埜臚羇1941さんの感想

  鏡花は  梅干しを 作ろうとして やっとのことで 手に入れた 梅実を 天日干しに 架けるけど 名だたる 病的で 極端な 潔癖症である 鏡花は 小虫が 日にさらした 小梅に 群がってくるのに 心底 腹を 立てて 晒してある 梅を 白布で 覆って しまう。光を 目一杯 浴びて 梅干しと なるのだから 紫外線対策は しないほうが 良いかもしれないと 感じた。色白の 梅干しを あつらえて どうしようと いうのか。小虫をも 愛でる 気持ちが 鏡花に 少しでも あったら 泉の 作風は 違って いたのだろうか。

2024/10/07

8eb05d040692さんの感想

後半から読むに難しくなっていくけど、泉 鏡花が梅干しを好きなのは良くわかる

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