青空文庫

「リギ山上の一夜」の感想

リギ山上の一夜

リギさんじょうのいちや

斎藤茂吉18

書き出し

一瑞西の首都 〔Zu:rich〕 をば午後二時十分発の急行列車で立った。そして、方嚮を東南に取り、いわば四方から湖に囲まれたという姿の、Rigi の山上に一夜泊ろうとしたのであった。汽車の立つ時、窓から首を出して見ていると、向うの丘陵に家のたて込んでいる工合は丁度長崎を思わせるようなところがあった。汽車は急いで走った。だんだん山地になり、その起伏の工合が如何にも鮮媚であるのが通常ではない。遥かの谷

2026/02/19

艚埜臚羇1941さんの感想

  周りを 湖に かこまれた 山上から 周囲の 景色に 見入って いても 同宿の 部屋から 人々は 出てこない。さむさ しのぎに 夫妻で 毛布に くるまり 時を 忘れ 眺め入る。洋の 東西で 美的な 感性は かなり 異なるかもしれなようにも 感じられた。

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