たねやまがはら
書き出し
種山ヶ原というのは北上山地のまん中の高原で、青黒いつるつるの蛇紋岩や、硬い橄欖岩からできています。高原のへりから、四方に出たいくつかの谷の底には、ほんの五、六軒ずつの部落があります。春になると、北上の河谷のあちこちから、沢山の馬が連れて来られて、此の部落の人たちに預けられます。そして、上の野原に放されます。それも八月の末には、みんなめいめいの持主に戻ってしまうのです。なぜなら、九月には、もう原の草…
19双之川喜41さんの感想
雷の名所で 曲げ物に入れた昼の弁当を 牛にくくりつけておいたら 牛が逃げ出してしまい 少年はどこともしれぬ山奥に 迷いこんでしまう。 焦燥感が伝わり オノマトペもあり 面白いと感じた。