青空文庫

「小学教育の事」の感想

小学教育の事

しょうがくきょういくのこと

初出:「福澤文集 二編」1879(明治12)年8月

福沢諭吉22

書き出し

小学教育の事一教育とは人を教え育つるという義にして、人の子は、生れながら物事を知る者に非ず。先きにこの世に生れて身に覚えある者が、その覚えたることを二代目の者に伝え、二代目は三代目に授けて、人間の世界の有様を次第次第に良き方に進めんとする趣意なれば、およそ人の子たる者は誰れ彼れの差別なく、必ず教育の門に入らざるをえず。いかなる才子・達人にても、人に学ばずして自から得たるためしあることを聞かず。教育

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