青空文庫

「宝島」の感想

宝島

たからじま

01 序

01 じょ

書き出し

「宝島」はロバート・ルーイス・スティーヴンスン(一八五○—一八九四)の最初の長篇小説であり、彼の出世作であるが、また彼の全作中でも最も高名な名作であることは周知の通りである。紀行文、随筆、短篇小説などにおける彼の数年間の文筆生活の後に、一八八一年の九月、スコットランドのブレーマーでの療養中に書き始められた。作者自身の記すところによれば、彼が或る日彼の妻の連子である少年ロイド・オズバンのために空想で

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