あるしそうかのてがみ
初出:「新小説」1916(大正5)年11月
書き出し
一秋の雨がしとしとと松林の上に降り注いでいます。おりおり赤松の梢を揺り動かして行く風が消えるように通りすぎたあとには、——また田畑の色が豊かに黄ばんで来たのを有頂天になって喜んでいるらしいおしゃべりな雀が羽音をそろえて屋根や軒から飛び去って行ったあとには、ただ心に沁み入るような静けさが残ります。葉を打つ雨の単純な響きにも、心を捉えて放さないような無限に深いある力が感じられるのです。私はガラス越しに…
b9ef941530ccさんの感想
和辻哲郎のあるしそうかの手紙は、自分は凡庸であるが人類に役立ちたいと思う人の心意気を綴った作品。哲学者らしい、だらだらと修飾や条件フレーズが続く。真に長ったらしい文章は疲れる‼