青空文庫

「水と砂」の感想

水と砂

みずとすな

神西68

書き出し

一山荘の夜「此処から足許があぶなくなりますから、みなさんご用心よ。」彼等が、小流の畔に出ると、一ばん先に進んでゐた光代がかう言ひ棄てていきなり右へ折れた。驟雨に洗はれて空気の澄みきつた七月の初夜である。見あげれば少なからぬ星影は青く燦めいてゐるのであるが、此あたり一帯にすぐ背後に山を背負つてゐるために、闇は一しほに濃い。然し幸ひなことに砂みちであるので、その仄白さと、踏めばサラサラと微かに音を立て

2021/01/03

19双之川喜41さんの感想

 題意は 海水と砂浜であろう。 病弱な姉と妹を軸に 鎌倉を訪れた青春群像の 震災がおきるまでを描く。 避暑地での はかない ありようを 感傷と共に伝えると感じた。

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