青空文庫

「華々しき瞬間」の感想

華々しき瞬間

はなばなしきしゅんかん

久坂葉子113
下層階級の描写自己認識都市生活分析的孤絶軽妙

書き出し

南原杉子。うまれは火星日である。地球に最も近い軍神マルスの影響をうけ、最も強烈に、そのエネルギーを放射。戦闘的性質を有し、目的に対して積極的なれど、多難な運命である。その上、人生の終局に於いて、複雑な交叉点に、信号を無視して立脚し、自ら禍をまねく。一南原杉子は、突然小さな社会、つまり二組の夫婦の上に出現した。彼女の年齢も歴史もわからない。大阪近郊、南田辺のとある露地の奥、石の門柱と木の扉。そして踏

2020/11/10

19双之川喜41さんの感想

 若い女性の 恋のもつれを 心の中に 別人格を想定することで 浮き上がらせようとしたところは 何やら  フランソワ ーズ▫サガンの 作風を 思い出させる。 話を複雑化したつくりは  やや過剰なような気がしないでもない。

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