青空文庫

「深川の散歩」の感想

深川の散歩

ふかがわのさんぽ

永井荷風21

書き出し

中洲の河岸にわたくしの旧友が病院を開いていたことは、既にその頃の『中央公論』に連載した雑筆中にこれを記述した。病院はその後箱崎川にかかっている土洲橋のほとりに引移ったが、中洲を去ること遠くはないので、わたくしは今もって折々診察を受けに行った帰道には、いつものように清洲橋をわたって深川の町々を歩み、或時は日の暮れかかるのに驚き、いそいで電車に乗ることもある。多年坂ばかりの山の手に家する身には、時たま

2018/11/30

ハルチロさんの感想

南関東大地震後の復興開発により、変貌していく“深川”の姿を描写しつつ、将来の帝都、そして大日本帝国のこれからの姿を暗示しているかのように感じられる作品です。文中に出てくる町名や河川の名称を、大正時代の地図と現代の地図とを対比させながら、作品を読むと面白いかと思います。

2017/07/28

コクトウさんの感想

今日、A氏の著作が容易に読めないことが残念でならない

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