青空文庫

「里の今昔」の感想

里の今昔

さとのこんじゃく

永井荷風23

書き出し

昭和二年の冬、酉の市へ行った時、山谷堀は既に埋められ、日本堤は丁度取崩しの工事中であった。堤から下りて大音寺前の方へ行く曲輪外の道もまた取広げられていたが、一面に石塊が敷いてあって歩くことができなかった。吉原を通りぬけて鷲神社の境内に出ると、鳥居前の新道路は既に完成していて、平日は三輪行の電車や乗合自動車の往復する事をも、わたくしはその日初めて聞き知ったのである。吉原の遊里は今年昭和甲戌の秋、公娼

2022/07/02

19050fe440edさんの感想

人身売買にロマンを感じる辺りは情けない。

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