青空文庫

「草紅葉」の感想

草紅葉

くさもみじ

永井荷風17

書き出し

○東葛飾の草深いあたりに仮住いしてから、風のたよりに時折東京の事を耳にすることもあるようになった。わたくしの知っていた人たちの中で兵火のために命を失ったものは大抵浅草の町中に住み公園の興行ものに関与っていた人ばかりである。大正十二年の震災にも焼けなかった観世音の御堂さえこの度はわけもなく灰になってしまったほどであるから、火勢の猛烈であったことは、三月九日の夜は同じでも、わたくしの家の焼けた山の手の

2022/02/16

阿波のケンさん36さんの感想

浅草の街の変わりゆく様を眺め続ける荷風の優しい眼差しが感じられる。

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