青空文庫

「入梅」の感想

入梅

にゅうばい

久坂葉子25

書き出し

わたしは庭に降りて毛虫を探し、竹棒でそれをつきころしていた。それは丁度、若葉が風にゆらいでいきいきとしており、モスの着物が少しあつすぎる入梅前のこと、素足にエナメル草履の古いのをつっかけて庭掃除に余念がなかった。毛虫は、ほんの二坪位の庭より十匹余りも出て来た。石のくつぬぎに行儀よく並べた死骸を又丁寧に一匹ずつ火の中に放りこもうとして紙屑を燃やした。紙屑は、図案のかきつぶしである。めらめらと燃えるた

2024/02/22

c4d08009d054さんの感想

侘しく情けない話だが、、一時の情緒がある。

2021/01/07

19双之川喜41さんの感想

 老いらくの戀で 先が無いから 激しく燃えるしかない。 事もあろうに 子持の若い後家なので 膝下で 爺やと若い御手伝いが乳繰りあうなんて 悔しいやら 羨ましいやら 怒って見せたのである。

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