青空文庫

「芭蕉」の感想

芭蕉

ばしょう

島崎藤村15

書き出し

佛蘭西の旅に行く時、私は鞄の中に芭蕉全集を納れて持つて行つた。異郷の客舍にある間もよく取出して讀んで見た。『冬の日』、『春の日』から、『曠野』、『猿簑』を經て『炭俵』にまで到達した芭蕉の詩の境地を想像するのも樂しいことに思つた。昔の人の書いたもので、それを讀んだ時はひどく感心したやうなものでも、歳月を經る間には自然と忘れてしまふものが多い。その中で、折にふれては思出し、何時取出して讀んで見ても飽き

2020/10/03

19双之川喜41さんの感想

 芭蕉という人を 年より扱い 仙人扱いし過ぎたのではないかと言う。 芭蕉は 五十一歳で 亡くなった。 時という 砂の上では 芭蕉は 充分に翁であったと 思われる。 昔と今では 時の流れの速さは 同じではないかもしれないと感じた。

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