むじな
書き出し
幕末の話である。某商人が深更に赤坂の紀の国坂を通りかかった。左は紀州邸の築地塀、右は濠。そして、濠の向うは彦根藩邸の森々たる木立で、深更と言い自分の影法師が怖くなるくらいな物淋しさであった。ふと濠傍の柳の木の下にうずくまっている人影に気づいた。どうやら若い女のようで、悄然と袂に顔をうずめて泣いているのであった。商人はてっきり身投げ女だと思った。驚かさないようにして女の傍へ寄って往った。「どうかした…
b53e79cfe52cさんの感想
よく見聞きするストーリーだがこの本がネタ元でしょうか?
9741e0063ebbさんの感想
懐かしい、良く聞く話だ。