青空文庫

「二葉亭余談」の感想

二葉亭余談

ふたばていよだん

初出:「きのふけふ」1916(大正5)年3月5日

内田魯庵65

書き出し

一二葉亭との初対面私が初めて二葉亭と面会したのは明治二十二年の秋の末であった。この憶出を語る前に順序として私自身の事を少しくいわねばならない。これより先き二葉亭の噂は巌本撫象から度々聞いていた。巌本は頻りに二葉亭の人物を讃歎して、「二葉亭は哲学者である、シカモ輪廓の大なる人物である、」と激称していた。『浮雲』は私の当時の愛読書の一つで、『あいびき』や『めぐりあい』をも感嘆して何度も反覆していたから

2024/04/28

19双之川喜41さんの感想

 二葉亭四迷は 自分の 文才を 危うんで 神経的に 文章を 気に病んでいた。ドストエフスキーの 「罪と罰」を 露国の 最大文学としつつも 文章は からしき 下手くそとして ツルゲーネフを 上位に置いた。二葉亭は 文学上の 批判が 文章の 好悪に 囚われていたという。文学作品の 評価を 文章力の 評価に 片寄りすぎると 木を見て森を見ずと なることをは あるかもしれないと 想った。

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