一九二八年三月十五日
せんきゅうひやくにじゅうはちねんさんがつじゅうごにち
初出:一~四「戰旗 昭和三年十一月号」全日本無産者藝術聯盟本部、1928(昭和3)年11月1日
小林多喜二約115分
書き出し
一お惠には、それはさう仲々慣れきることの出來ない事だつた。何度も——何度やつてきても、お惠は初めてのやうに驚かされたし、ビク/\したし、周章てた。そして、又その度に夫の龍吉に云はれもした。然し女には、それはどうしても強過ぎる打撃だつた。——組合の人達が集つて、議題を論議し合つてゐるとき、お惠がお茶を持つて階段を上つて行くと、夫の聲で、「嬶の意識の訓練となると、手こずるつて……。」さう云つてゐるのを…
2020/12/23
215a5251fcccさんの感想
「物事は変われば変わるほど、同じであり続ける」 フランスにはこのようなことわざがあるそうだ。 ここに書かれていること、形こそ違えど本質的な点は、今も変わらないのではないか。
2017/11/04
ede187570d92さんの感想
伏字や削除が目立つ。ということはつまりそういうことだったのだろう、と涙が止まりませんでした…
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