青空文庫

「阿英」の感想

阿英

あえい

書き出し

甘玉は幼な名を璧人といっていた。廬陵の人であった。両親が早く亡くなったので、五歳になる弟の※、幼な名を双璧というのを養うことになったが、生れつき友愛の情に厚いので、自分の子供のようにして世話をした。そして※がだんだん大きくなったところで、容貌が人にすぐれているうえに、慧で文章が上手であったから、玉はますますそれを可愛がった。そしていつもいった。「弟は人にすぐれているから、良い細君がなくてはいけない

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