青空文庫

「五通」の感想

五通

ごつう

書き出し

南方に五通というみだらにして不思議な神のあるのは、なお北方に狐のあるようなものである。そして、北方の狐の祟りは、なおいろいろのことをして追いだすことができるが、江蘇浙江地方の五通に至っては、民家に美しい婦があるときっと己の所有として、親兄弟は黙って見ているばかりでどうすることもできなかった。それは害毒の烈しいものであった。呉中の質屋に邵弧という者があった。その細君は閻といって頗る美しい女であったが

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