青空文庫

「親子の愛の完成」の感想

親子の愛の完成

おやこのあいのかんせい

初出:「思想しつつ生活しつつ 上巻」1918(大正7)年

書き出し

一人は結婚して夫婦になれば、だれでもどうしたら二人のあいだがつねに幸福に結びついてゆかれるだろうかと考えて、できるだけの努力をしようと思わない人はないでしょう。私たちが子供をあたえられると、どうかしてこの子を立派な人になるように教育したい教育したいと思います。けれどもだれも親子のあいだの愛情が進歩してゆくように、限りなくつづくようにと、祈ったり祝したりする人はないように思います。それは親と子という

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