青空文庫

「おさなご」の感想

おさなご

おさなご

初出:「みどりごの心」1931(昭和6)年

書き出し

かわいいおさなご、幼児はいまもむかしも世界に充満しているけれど、そうして愛らしい意味でも、手のかかる意味でも、私たちの注意をその身のまわりにひきつけずにはおかない彼らだけれど、幼児というものをほんとうに知った人は、むかしから幾人いたでしょう。そうしてだれでも幼児をかわいがるけれど、本当の意味でかわいがる人は事実たくさんいないように思われる。おとなも子供もそれだからかわいそうである。「汝ら幼児の如く

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