青空文庫

「淡雪」の感想

淡雪

あわゆき

民喜5

書き出し

潔が亡くなってから彼是一年になる。露子は彼から感染されて居た病気がこの頃可也進んで行った。早くから澄川病院に入院する様に父母を始めみんな勧めたが、潔のもと居た病院ではあるし、露子は気が進まなかった。そんな風に病勢をずるずる引伸して行くうちに、寒に入って凍てつくやうな日々が続いた。ある日、露子は到頭喀血した。血の色を視ると、急に彼女は周章て出した。居ても立っても居られなく、母に縋りついて、さめざめと

2018/10/21

dc5f588a087aさんの感想

淡雪のように儚い恋心

2017/12/13

210ebba224ccさんの感想

不思議な、冷たい空気感が、良かった。

2017/11/27

b387583fc885さんの感想

私好み♥

2017/10/27

c6bb9347aef3さんの感想

暗い。 しかし脳内麻薬が癒そうとしている。

2017/06/12

d2588c1635e5さんの感想

人にとって、死は当たり前の運命であるのに、それを日常的に感じることはない。結核が今より死に至りやすい病であった当時、その病気は「生きるとは何か」という問いを人々に提示するきっかけの一つだったのだろう。

2017/03/04

炎天下の炬燵さんの感想

ほのかに狂気を感じました。病気の恐怖からの先に逝った恋人の事を経ての気持ちの変化の描写に気持ちが揺れました。

2016/11/24

bdd53005a915さんの感想

終焉に至る過程。消え行く者の美しさ。本質に還り着く、分かたれた存在。

2016/11/13

夕海子さんの感想

ある女の一瞬の、綺麗で切ないお話。

2016/09/22

caa946496583さんの感想

肉体がおとろえるのに反比例して研ぎ澄まされていくものがあることは理解できる 苦悲衰を超越した美しさは聖母マリアに似たものがある

2016/05/12

aokikenichiさんの感想

何も起こらないことを読ませるように書くのが小説とするなら成功しているのだろう

2016/04/04

芦屋のまーちゃんさんの感想

病気がテーゼとなる小説は今では影をひそめているが当時としては珍しくはなかったのだろう。病院に入院すると、より病人らしくなる、というようなことが書いてあったが、まさにその通りなのだ!

2015/08/15

サトさんの感想

表現が美しい。淡雪と主人公の激情とが対比的で、思わず嗚呼と言ってしまう。

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