青空文庫

「印度更紗」の感想

印度更紗

インドさらさ

初出:「中央公論」1912(大正元)年11月

鏡花37

書き出し

一「鸚鵡さん、しばらくね……」と真紅へ、ほんのりと霞をかけて、新しい火の※と移る、棟瓦が夕舂日を噛んだ状なる瓦斯暖炉の前へ、長椅子を斜に、ト裳を床。上草履の爪前細く※娜に腰を掛けた、年若き夫人が、博多の伊達巻した平常着に、お召の紺の雨絣の羽織ばかり、繕はず、等閑に引被けた、其の姿は、敷詰めた絨氈の浮出でた綾もなく、袖を投げた椅子の手の、緑の深さにも押沈められて、消えもやせむと淡かつた。けれども、美

2026/02/20

艚埜臚羇1941さんの感想

  妖しの物語りの 海外版なので 物珍しさがある。海洋や 船の 描写は そうきたかと 思わせたり 少々 残虐なる 展開に 辟易してしまった。鏡花が 本格的な 海洋小説を 書くと どうなるの だろうとも 感じた。 

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