青空文庫

「寝床〔扉の言葉〕」の感想

寝床〔扉の言葉〕

ねどこ〔とびらのことば〕

初出:「「三八九」第壱集」1931(昭和6)年2月2日

書き出し

ここへ移って来てから、ほんとうにのびやかな時間が流れてゆく。自分の寝床——それはどんなに見すぼらしいものであっても——を持っているということが、こんなにも身心を落ちつかせるものかと自分ながら驚ろいているのである。仏教では樹下石上といい一所不住ともいう。ルンペンは『寝たとこ我が家』という。しかし、そこまで徹するには悟脱するか、または捨鉢にならなければならない。とうてい私たちのような平々凡々の徒の堪え

2025/07/15

艚埜臚羇1941さんの感想

  有名な 落語に 寝床と いうのが あるけど ここでは もっと きびしい 情況で ある。仏教では 樹下石上 一所不住 などと 喚んで いるらしい。寝床は あるのに 不眠症 寝床の まわりは ゴミ 溜まり。寝床に もぐれど もんもんたる 煩悩 限りなし。

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