青空文庫

「草と虫とそして」の感想

草と虫とそして

くさとむしとそして

初出:「愚を守る 初版本」1941(昭和16)年8月

書き出し

いつからともなく、どこからともなく、秋が来た。ことしは秋も早足で来たらしい。昼はつくつくぼうし、夜はがちゃがちゃがうるさいほど鳴き立てていたが、それらもいつか遠ざかって、このごろはこおろぎの世界である。こおろぎの歌に松虫が調子をあわせる。百舌鳥の声、五位鷺の声、或る日は万歳万歳のさけびが聞える。夜になると、どこかのラジオがきれぎれに響く。柿の葉が秋の葉らしく色づいて落ちる。実も落ちる。その音があた

2024/12/03

8eb05d040692さんの感想

良かった。しみじみとした。

2018/03/05

高尚な文は書けないレタスさんの感想

放哉坊と芭蕉翁。 最初の句がけっこうすき。

2016/05/22

c701ca58f10fさんの感想

蟇(ひきがえる)は群れをなす。それにひきかえ赤蛙はあくまで孤独だ。山頭火もまた孤独だったのだろう。しかし山頭火の孤独にはほのぼのとしたあたたかみがある。

2016/05/21

YELLOWテントマンさんの感想

季節のうつりかわりに敏感な人間は、独り者、旅人、貧乏人。私も敏感な方である。

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