青空文庫

「殺意(ストリップショウ)」の感想

殺意(ストリップショウ)

さつい(ストリップショウ)

初出:「群像」1950(昭和25)年7月号

三好十郎105

書き出し

打楽器だけのダンス曲。曲が終ると共に幕開く。舞台は、同時に、高級なナイトクラブのホール正面の、階段のあるステージ。したがって観客は同時にナイト・クラブの会員や客である。音楽にのって踊っていたソロ・ダンサアがステージにグッタリと倒れてフィナーレのポーズになる。上半身裸体に、黒い紗の、前を割ったオダリスク風のスカート。紗の黒と、伸びの良いからだの白と、胸当ての銀。あちこちで拍手。ダンサア立つ。その立ち

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