青空文庫

「旧東京と蝙蝠」の感想

旧東京と蝙蝠

きゅうとうきょうとこうもり

正岡15

書き出し

私は、昨年の明日、東京巣鴨花街の居宅を兵火に焼かれた。それから一年目の今日、ここ下総市川の里に卜居して残花の午下りを、嘱されて旧東京夏宵の追懐など閑文字を弄する境涯になつてゐられようとは、どうしてあのときおもひ知る由があつたらう。すべては是れ平和来の余沢と申さなければならない。年少返らぬ日の東京街上の夏景色をおもふとき、忽ちにして眼底に蘇へり来るは群青で波しぶき描いたあの笹嶋の氷屋の暖簾と夜空飛ぶ

2019/11/03

19双之川喜41さんの感想

 夕暮れになると 投げられた下駄を 追って 蝙蝠が 急降下するのは かすかに 覚えているけど 巣鴨にもいたとは知らなかった。 やはり 高齢の蝙蝠が 多かったのかな。

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