青空文庫

「艶色落語講談鑑賞」の感想

艶色落語講談鑑賞

えんしょくらくごこうだんかんしょう

正岡47

書き出し

売色ところどころ岡場所の歌戦火に遭うまで大塚の花街に、私たちはいた。先だって輪禍で死んだ三遊亭歌笑の家のすぐそばにあたろう。その頃女房が教えていた新舞踊のお弟子はたいてい若い妓ばかりだったが、その中の一人が一日やってきて、「先生、キミサリンって踊りを教えてください」「キミサリン?そんな風邪薬みたいな踊り知らないわねぇ」言いつついろいろ考えた末、やっとわかって彼女、思わずふきだした。その踊りは、歌謡

1 / 0