青空文庫

「漱石氏と私」の感想

漱石氏と私

そうせきしとわたし

初出:「ホトトギス」1917(大正6)年2~6月号、9月号

高浜虚子174

書き出し

序漱石氏と私との交遊は疎きがごとくして親しく、親しきが如くして疎きものありたり。その辺を十分に描けば面白かるべきも、本篇は氏の書簡を主なる材料としてただ追憶の一端をしるしたるのみ。氏が文壇に出づるに至れる当時の事情は、ほぼ此の書によりて想察し得可し。大正七年正月七日ほととぎす発行所にて高浜虚子漱石氏と私一今私は自分の座右に漱石氏の数十本の手紙を置いて居る。近年はあまり人の手紙は保存することをしない

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